前回「すでに構築してあるネットワークにどうやってHDDを乗っけるか」をテーマに、あれこれ考えて設定しました。
が、いきなり全否定することを発見してしまいました。
当店の場合、NTT光モデム(有線のみ)からギガらくwifiルーター(MR42-HW)へ有線で繋いでいます。
実は2Fが教室を行うスペースがあり、そちらへはモデムから有線を這わせて、BUFFALOの無線ルーターに繋いでいます。
ちなみに2Fでの生徒さんたちに提供しているwifiはMR42-HWの公共用wifiです。
BUFFALOのルーターは2FでZoom会議や発表会の配信など、独立した回線が必要になるときに使っています。
★ちなみにこんな発表会もやりました♪ → https://youtu.be/IRMy-efr_Fk
で、おもむろに2FでMacbookを開いてFinder見たら、1Fに置いてあるiMacが表示されてたのです!
繋いでいるwifiはBUFFALOの方です。iMacはMR42-HWのプライベートwifiに繋がっています。
今まで全く目に入ってませんでした…
そして先入観で、一つのSSIDで一つのネットワークと思ってました。
モデムはネットワークを持たず、回線をつなぐだけの機械だと思っていたのです。
昔のモデムはLANポートが一つしかなかったけど、今のは4つ付いてます。つまりモデムの中で4つのポートは一つのネットワークとして認識されているということでしょうか。
そういえばWindowsPCは見えてない。ってことはMacだけ共有できるのかな?
…謎。
こういうところがネットワークの理解できないところです(´・ω・`)
ということでネットワークにHDDを乗せるのに、わざわざ前回購入した TP-Link AC750 はいらないことが判明したのです(泣)
そしてやっとHDDが到着。
今回購入したのは
【IO-DATA HDL2-TA2】
この投稿を書いたときは19,300円ですが、購入時はタイムセールで16,400円でした。
最初はBUFFALO LS210D0201G(13,800円)を買うつもりだったのですが、+3,000円ほどでハードディスクが壊れたときに自分で交換できるのならいいかも!と決めました。タイムセール様々です♪
【買わなかった方】
コストパフォーマンスは良さそう。
プリントサーバー機能があるのも魅力的。
あと、普通のHDDも考えたのですが、ネットワークの問題が違う形で解決してしまったので、簡易じゃなくてちゃんとNAS対応品が良いかもと思ったわけです。
ちゃんと設定できれば離れたところからもアクセスできる。そすっと Google Drive が有料化となっても困らないし。
まあ予算的には1万円以内と思っていたので、大幅に超えましたけどね…その価値はあると思います!←信じるしかない!
さて開封の儀。
いや箱が大きい。さらにアマゾンの箱が大きい。
おふくろが掃除機でも頼んだのかと思った(・∀・)
本体は思ったくらいのサイズかな。
1TBのHDDが2つ入ってるんだから、スリムと言えるかもしれない。
写真ではちょっと周りがごちゃごちゃしてるけど気にしないでください。
設置は電源とLANケーブルでモデムに繋ぐだけ。
LANケーブルは入ってません。TP-Link AC750 の付属を流用します。
ちなみに TP-Link AC750 は、2Fのギガらくwifiの電波増強に使います。(無駄にならなくてよかった)
設定はスマホに専用のアプリをダウンロードして行うと書いてあります。
が、昨今老眼がひどくてスマホで設定とかなんの罰ゲーム? なのでPCで設定します。
※後で知りましたが、アプリでうまく設定できないことが多々あるようです。
小さな冊子にWindows版とMac版の初回設定方法が丁寧に書かれているので、とりあえず設定はできます。
でも、共有フォルダーと自分フォルダーの説明がちょっと分かりづらい。
結局、共有フォルダー(デフォでdisk1という名前)も自分フォルダーとして作ったフォルダーも、管理者がアクセスを許可することでどうにでもなります。
まあそれよりも問題は
- アカウント作成したらアクセス権限を設定しないと使えない。
- リモート接続の設定は同じネットワークで繋がないとできない。
この2点です。
上記2点は設定で使えるようになるんですが、その説明が分かりづらい…
<アカウント作成して権限を付与する>
取説通りにまずは「自分フォルダー」のアカウントを作ります。
remoteは初期設定です。いぢるのも面倒だったので放ったらかし。
母のアカウントと自分のアカウントを作ります。
自分のアカウントに「変更」のリンクが出ないのが謎。
次にアカウントに対応するフォルダーを作ります。
今回は母の通常データ用のフォルダーとTimeMachine用のフォルダー、そして自分のフォルダーです。自分のPCのTimeMachineは外付けをつけてるので必要ないのです。
そしていろいろいぢってるうちに見つけたフォルダーの設定を開きます。
先程の上記の各フォルダー名の横にある「変更」のリンクです。
「サービス」のネットワーク共有は、よくわからないから両方チェックしときます。
TimeMachine用のフォルダーは「TimeMachine機能」もチェックしときます。
「ゴミ箱機能」をチェックすると、フォルダー内にゴミ箱が現れます。
多分ですが、通常外部接続のデータは、削除すると即消えますよね。ここに入れるとPC上のゴミ箱のように明示的に削除しない限り消えないのではないでしょうか?
使い方次第ですが、俺は必要性を感じません。ということで無効にします。
「詳細アクセス権」を有効にすると、下の「ユーザー許可設定」が選択できるようになります。
コレがまた分かりにくい!
「詳細アクセス権」って書いてあるならデフォでそれなりのアクセス権が付与されてる気がするじゃん。
「詳細」って「よくわかっている人はどうぞ」的なニュアンスない?
で、そのフォルダにアクセスできる人にチェックを入れ、「読み取りで追加」か「読み書きで追加」を選びます。
最後に右下の「OK」を押して保存します。
これで同じネットワーク内ならアクセスできます。
アクセスしてみると、チェックを入れなかったフォルダーは表示されません。
で、せっかくだからリモートでも接続したいじゃないですか。
<NASに外出先からアクセスできるようにする>
これ、説明書の各PC毎のページの2行目に書いてあるんですが、一度同じネットワークに接続してリモート登録しないといけないんです。
もちろん理屈はわかります。セキュリティ的にもいきなり外部から接続できちゃまずいってのもわかります。
ですが、注意書きとしてもう少し大きく、あるいは太字で書いて欲しかった。いや自分が熟読しないのが悪いんですけどね…
一連の作業が終わり、リモート部分の説明をよく読まずにもう1店舗のお店へ。そこのPCで繋げようとしたら繋がらない。(当然)
別店舗のPC、ディスクトップですわ。
しょうがないから21インチのiMac 抱えて本店へ。
歩いて5分ほどですが、おまわりさんと出くわしたら職質されたことでしょう…
リモート登録は取説通り。とっても簡単です。
ログインも確認したので、またiMac抱えて別店舗へ。えっちらおっちら…
10分後。
リモートで接続してみます。
おっと?エラー?
どうやら同時アクセスするとエラーとして出ますね。
そりゃ当然です。
読み取りはできるので、重大はエラーではありません。警告というか、忠告かな。
全く関係ないファイルをアップロードすることは問題ありません。
ということで、無事NASが構築されました。
ひと昔前のネットワークから考えるとめっちゃ簡単です。
でも、やっぱり下地としてネットワーク知識が少し必要です。その知識はグーグル先生に教えてもらえる程度ですけどね。
Googleフォト、Google Driveが有料化されると、クラウドに頼っていた内蔵HDDが少ないPCはなかなか使いづらくなります。
NASはここ最近は値段も下がっているので、利用価値が高いかもしれません。
とはいえ、HDDは消耗品なので、絶対的な信頼は寄せられませんが…
※それを言うなら、クラウドだって同じ。無料だから保証もないし。
今回導入した IO-DATA HDL2-TA2 はRAID1がデフォで設定されています。
※厳密にはRAID1ではないようですが、機能としては同じようです。
1TBの2つのHDDが備わっていて、ファイルを保存するとコピーを片方にも保存します。
つまり2TBの容量は使えずに、1TBがMAXになります。バックアップを同時に取っているわけです。
同時にHDDが壊れる確率は低いので、どっちか動かなくても、HDDを物理的に交換することで直せるのです。
この安心材料は大きいですね。
IO-DATA HDL2-TA2 の不満といえば…フォルダーを作ったあと、その容量が設定できればなぁと思います。
そすっとフォルダーとしての使い方ではなくなるのでできないのでしょうけど、TimeMachineに容量を食われていってしまうわけですから、TimeMachineだけでもMAX容量を決められれば便利だなぁと。
まあ、削除すればいいんですけどね。
もっと苦戦すると思ったNASの構築。
結果として「その1」はいらなかったわけなので、とっても簡単に導入できることがわかりました。
もし同じような悩み抱えている人がいて、多少なりとも参考になれば幸いです♪